重大製品事故一覧 2017年度公表
この情報は、「弊社、製品安全・製品セキュリティの基本行動基準」に基づき、公表するものです。
掲載の内容は、速報段階のものであり、今後の追加情報、調査進展等により変更される可能性があります。
「重大製品事故」とは消費生活用製品安全法に規定された下記の事故です。
- 1.死亡事故
- 2.重傷病事故（治療に要する期間が30日以上の負傷・疾病）又は後遺障害事故
- 3.一酸化炭素中毒事故
- 4.火災（消防が火災として確認したもの）
- （1）製品起因が疑われる事故
- （2）製品起因か否かが特定できていない事故
- （3）製品起因による事故ではないと考えられ、今後、第三者判定委員会において審議を予定している案件
- （4）製品に起因して生じた事故かどうか不明であると判断した事故
- （5）製品起因による事故ではないと判断した事故
（1）製品起因が疑われる事故
| 事故発生日 （発生場所） | 製品名 【機種型式】 | 製品事故に関する情報 | 事業者名 | 管理番号 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年 1月14日 （東京都） | 電気炊飯器 【RCK-Y18Z】 | 事故内容 | 飲食店で当該製品を使用中、当該製品を焼損する火災が発生した。当該製品は、長期使用（21年）により、コードリール内部の摺動部接点間で接触不良が生じて異常発熱したことで、周囲の樹脂が炭化、焼損したものと推定される。 | 東芝ホームテクノ（株） | A201700695 |
| 関連情報 | －－－－－ | ||||
| 2017年 12月29日 （静岡県） | エアコン（室外機） 【RAS-402PATR】 | 事故内容 | 当該製品を使用中、当該製品を焼損する火災が発生した。当該製品は、コンプレッサーに接続される配線が、ファストン端子の根元で断線したため、スパークが発生して出火したものと推定されるが、配線が断線した原因の特定には至らなかった。 | （株）東芝 （現 東芝ライフスタイル（株） | A201700653 |
| 関連情報 | －－－－－ | ||||
| 2017年 12月29日 （東京都） | 電気冷蔵庫 【GR-431SIB】 | 事故内容 | 当該製品を焼損し、周辺を汚損する火災が発生した。当該製品は、コンプレッサー用始動リレー内のPTC素子が異常発熱し、焼損したものと推定されるが、焼損が著しく、確認できない部品があったことから、異常発熱した原因の特定には至らなかった。 | （東京芝浦電気（株） （現 東芝ライフスタイル（株） | A201700652 |
| 関連情報 | 東芝冷凍冷蔵庫についてのお願い | ||||
| 2017年 11月16日 （埼玉県） | CDラジカセ 【TU-CDK8】 | 事故内容 | 当該製品の内部部品を焼損する火災が発生した。当該製品は、CD保持部品のベアリングボールが基板上に脱落したことで、ソレノイドコイルにつながるダイオードとジャンパー線が短絡し、ソレノイドコイルに過電圧が印加されたため、コイルが発熱、発煙したものと推定されるが、ベアリングボールが脱落した原因は不明であり、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。 | 東芝エルイートレーディング（株）（輸入事業者） | A201700618 |
| 関連情報 | －－－－－ | ||||
| 2017年 9月 2日 （熊本県） | 電気冷蔵庫 【GR-2308T】 | 事故内容 | 事務所の休憩室で当該製品を焼損する火災が発生した。当該製品は、長期使用(39年)により、コンプレッサー用始動リレーの樹脂製ケースが絶縁劣化したため、端子間でトラッキング現象が発生し、出火したものと推定される。 | 東京芝浦電気（株） （現 東芝ライフスタイル（株）） | A201700353 |
| 関連情報 | 東芝冷凍冷蔵庫についてのお願い | ||||
| 2017年 8月12日 （大阪府） | 扇風機 【W-30SH】 | 事故内容 | 当該製品を使用中、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。当該製品は、長期使用（43年）により、運転用コンデンサーの絶縁性能が低下し、内部短絡したため、出火に至ったものと推定される。 | 東京芝浦電気（株） （現 東芝ホームテクノ（株）） | A201700323 |
| 関連情報 | 長年ご使用の扇風機についてのお知らせとお願い | ||||
| 2017年 8月 6日 （青森県） | 電気洗濯乾燥機 【TW-853EX】 | 事故内容 | 当該製品を使用中、当該製品を焼損する火災が発生した。事故原因は、こぼれた液体洗剤が本体内に垂れて落ち、内部配線に付着し、液体洗剤の成分によって内部配線の被覆（塩化ビニール）が侵されて絶縁が低下し、ショート、発煙・発火に至ったものと考えられる。（2009年8月18日からリコール実施） | （株）東芝 （現 東芝ライフスタイル（株）） | A201700293 |
| 関連情報 | 東芝ホームランドリー（ドラム式洗濯乾燥機） TW-853EX他 無償点検・修理のお知らせ（発煙・発火の恐れがあります） | ||||
| 2017年 7月6日 （香川県） | 扇風機 【S-40DE】 | 事故内容 | 工場の更衣室で当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。当該製品は、長期使用（41年以上）により、運転用コンデンサーの絶縁性能が低下したため、内部短絡して出火に至ったものと推定される。 | 東京芝浦電気（株） （現 東芝ホームテクノ（株）） | A201700215 |
| 関連情報 | －－－－－ | ||||
| 2017年 6月23日 （北海道） | 電気冷蔵庫 【GR-2608TC】 | 事故内容 | 工場の事務所で当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。当該製品は、機械室周辺から出火した可能性が考えられるが、始動リレー周辺の焼損が著しく、確認できない部品があったことから、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。 | 東京芝浦電気（株） （現 東芝ライフスタイル（株）） | A201700189 |
| 関連情報 | －－－－－ | ||||
| 2017年 3月28日 （高知県） | 電気冷蔵庫 【不明】 （GR-K36M 又はGR-K360M） | 事故内容 | ビニールハウスで当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。当該製品は、残存する電気部品に出火した痕跡は認められず、外部からの延焼により焼損した可能性が考えられるが、焼損が著しく、確認できない部品があったことから、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。 | （株）東芝 （現 東芝ライフスタイル（株）） | A201700044 |
| 関連情報 | －－－－－ | ||||
（4）製品に起因して生じた事故かどうか不明であると判断した事故
| 事故発生日 （発生場所） | 製品名 【機種型式】 | 製品事故に関する情報 | 事業者名 | 管理番号 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年 2月 2日 （大阪府） | 電気毛布（敷毛布） 【CS-161W】 | 事故内容 | 当該製品を使用中、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。 | 日本電熱（株）（（株）東芝ブランド） | A201700729 |
| 判断理由 | 当該製品は、ヒーター線が異常発熱して出火に至ったものと推定されるが、焼損が著しく、大部分のヒーター線が焼失して確認できなかったことから、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。 | ||||
| 2018年 1月 5日 （広島県） | 電子レンジ 【ER-E7】 | 事故内容 | 当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。 | 東芝コンシューママーケティング（株） （現 東芝ホームテクノ（株）） | A201700678 |
| 判断理由 | ○事故発生時、使用者は不在であり、帰宅すると当該製品及び隣に設置していたコーヒーメーカー周辺が焼損していた。 ○当該製品は全体的に著しく焼損しており、特に電装部付近が著しく焼損していた。 ○電源入力部であるノイズフィルター基板は著しく焼損し、コイル、電流ヒューズ及び配線の一部以外の部品は焼失して確認できなかった。 ○操作パネル基板は焼失して確認できなかった。 ○電源コード、インバーター基板、ドアスイッチ等の部品に出火の痕跡は認められなかった。 ○コーヒーメーカーに出火の痕跡は認められなかった。 ●当該製品の焼損は著しく、ノイズフィルター基板等の確認できない部品があり、事故発生時の状況も不明のため、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。 | ||||
| 2017年 9月15日 （東京都） | 電気洗濯機 【AW-50GE】 | 事故内容 | 当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。 | 東芝ホームアプライアンス（株） （現 東芝ライフスタイル（株）） | A201700428 |
| 判断理由 | ○当該製品の焼損は著しく、樹脂製部品は焼失しており、金属製の外郭は正面から見て右側面が著しく焼損していた。 ○電源コード及び電源プラグに出火の痕跡は認められなかった。 ○モーター及び運転コンデンサーに出火の痕跡は認められなかった。 ○メイン基板の焼損は著しく、基板の一部が焼失して確認できなかった。 ○当該製品は事故発生時に停止中であったが、停止中もメイン基板に通電される構造であった。 ●当該製品の残存する電気部品に出火の痕跡は認められなかったが、焼損が著しく、メイン基板の一部が焼失して確認できなかったことから、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。 | ||||
| 2017年 3月28日 （高知県） | 電気冷蔵庫 【不明】 （GR-K36M又はGR-K360M） | 事故内容 | ビニールハウスで当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。 | （株）東芝 （現 東芝ライフスタイル（株）） | A201700044 |
| 判断理由 | 当該製品は、残存する電気部品に出火した痕跡は認められず、外部からの延焼により焼損した可能性が考えられるが、焼損が著しく、確認できない部品があったことから、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。 | ||||