重大製品事故一覧 2013年度公表

この情報は、「弊社、製品安全・製品セキュリティの基本行動基準」に基づき、公表するものです。
掲載の内容は、速報段階のものであり、今後の追加情報、調査進展等により変更される可能性があります。
「重大製品事故」とは消費生活用製品安全法に規定された下記の事故です。

  • 1.死亡事故
  • 2.重傷病事故(治療に要する期間が30日以上の負傷・疾病)又は後遺障害事故
  • 3.一酸化炭素中毒事故
  • 4.火災(消防が火災として確認したもの)

(1)製品起因が疑われる事故

事故発生日
(発生場所)
製品名
【機種型式】
製品事故に関する情報事業者名管理番号
2014年
3月12日
(京都府)
扇風機
【SF-35E】(モーター部分のみ)
事故内容事務所で当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。調査の結果、当該製品の長期使用(約45年)により、モーター巻線又はコンデンサーの絶縁性劣化し、短絡が生じて異常発熱し、出火に至ったものと推定される。東京芝浦電気(株)
(現 東芝ホームテクノ(株))
A201300913
関連情報長年ご使用の扇風機についてのお知らせとお願い
2014年
3月15日
(東京都)
電気洗濯乾燥機
【TW-742EX】
事故内容当該製品を使用中、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。事故原因は、製品内部の洗剤ケース下部に配置されたヒーター配線に垂れ落ちた液体洗剤が付着し、液体洗剤の成分(界面活性剤)により、リード線被覆の絶縁が劣化し、発火に至ったものと考えられる。(2008年4月16日からリコール実施)(株)東芝
(現 東芝ホームアプライアンス(株))
A201300926
関連情報東芝ホームランドリー(ドラム式洗濯乾燥機)TW-742シリーズ無償点検・修理のお知らせ(発煙・発火の恐れがあります)
2014年
1月24日
(京都府)
電気毛布
【CB-136】
事故内容当該製品を使用中、当該製品を焼損する火災が発生した。調査の結果、当該製品は長期使用(約40年)により、柔軟性が低下したヒーター線が屈曲したまま重なりを生じたため、局部過熱して焼損に至ったものと考えられる。日本電熱(株)((株)東芝ブランド)A201300801
関連情報電気暖房器 電気毛布・電気ミニマット・電気カーペットをご使用のみなさまへ(一般社団法人日本電機工業会のサイト)
2014年
1月30日
(東京都)
電気洗濯乾燥機
【TW-S80FA】
事故内容当該製品を使用中、当該製品の内部部品を焼損する火災が発生した。調査の結果、当該製品は制御基板上の電源用ICに部品不良があったため、電源用ICが故障して回路内に過電流が流れ、異常発熱が生じ電源用IC周辺が焼損したものと推定される。(株)東芝
(現 東芝ライフスタイル(株))
A201300780
関連情報-----
2013年
12月31日
(愛知県)
電気洗濯乾燥機
【AW-70VF】
事故内容当該製品を使用中、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生し、2名が負傷した。調査の結果、当該製品のモーターリード線を含む内部配線の処理のバラツキなどにより、使用時の振動で当該内部配線の固定部分でモーターリード線が断線し、火花が生じ出火に至ったものと推定される。。(2014年2月4日からリコールを実施)東芝ホームアプライアンス(株)A201300678
関連情報縦型洗濯乾燥機 無償点検・修理のお知らせ(発煙・発火の恐れ)
2013年
11月11日
(茨城県)
電気毛布
【CS-212】
事故内容当該製品を使用中、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。調査の結果、当該製品は長期使用(約30年)により、コントローラーのプロテクター出口部の電源コードに屈曲ストレスが繰り返し加わって素線が徐々に断線、短絡し、火災に至ったものと考えられる。日本電熱(株)((株)東芝ブランド)A201300592
関連情報電気暖房器 電気毛布・電気ミニマット・電気カーペットをご使用のみなさまへ(一般社団法人日本電機工業会のサイト)
2013年
10月15日
(佐賀県)
扇風機
【W-30PP】
事故内容異音がしたため確認すると、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生していた。調査の結果、当該製品は、製造から約38年を経過しており、長期間使用する中でモーターシャフトの回転が重くなり、長期に亘りモーターに過電流が流れることでモーターの巻線が過熱し、徐々に絶縁劣化が進み巻線が短絡して、火災に至ったものと推定される。(製造から35年以上経過した製品)東京芝浦電気(株)
(現 東芝ホームテクノ(株))
A201300528
関連情報長年ご使用の扇風機についてのお知らせとお願い
2013年
7月16日
(熊本県)
電気洗濯機
【AW-70GF】
事故内容当該製品を使用中、異臭がしたため確認すると、当該製品から発煙し、当該製品の内部部品を焼損する火災が発生していた。調査の結果、当該製品下部にテーピングで固定された配線間の長さを比較した結果、モーター配線の長さが他の配線の長さより短かく結束されていたため、使用時の洗濯槽の振動が加わった際、モーター配線が引っ張られる状態となり、モーター配線が半断線してスパークが生じ、出火に至ったものと推定される。東芝ホームアプライアンス(株)A201300298
関連情報-----
2013年
7月14日
(静岡県)
扇風機
【H-30DL】
事故内容当該製品を使用中、当該製品から出火する火災が発生し、当該製品及び周辺を焼損した(製造から35年以上経過した製品)。調査の結果、当該製品は長期使用(約39年)によりモーター用コンデンサーの絶縁性能が低下したため、内部短絡が生じて異常発熱し、出火に至ったものと推定される。東京芝浦電気(株)
(現 東芝ホームテクノ(株))
A201300280
関連情報長年ご使用の扇風機についてのお知らせとお願い
2013年
6月24日
(東京都)
扇風機
【S-40DA】
事故内容学校で当該製品を使用中、当該製品から出火する火災が発生し、当該製品を焼損した(製造から40年以上経過した製品)。調査の結果、当該製品は長期使用(43年)によって、コンデンサーの絶縁性能が低下し、内部短絡したために出火に至ったものと推定される。東京芝浦電気(株)
(現 東芝ホームテクノ(株))
A201300234
関連情報長年ご使用の扇風機についてのお知らせとお願い
2013年
5月13日
(静岡県)
電気洗濯乾燥機
【AW-80VF】
事故内容当該製品を使用中、外出し戻ったところ、当該製品を焼損する火災が発生していた。調査の結果、当該製品のモーター配線の長さが短かったため、使用時の洗濯槽の振動によりモーター配線に負荷が繰り返し加わり、半断線が生じてスパークが発生し出火に至ったものと推定される。(2014年2月4日からリコールを実施)東芝ホームアプライアンス(株)A201300144
関連情報縦型洗濯乾燥機 無償点検・修理のお知らせ(発煙・発火の恐れ)
2013年
3月6日
(東京都)
エアコン(室外機)
【RAS-2218AD】
事故内容店舗で当該製品を使用中、当該製品から発煙し、当該製品を焼損する火災が発生した。調査の結果、当該製品のコンプレッサ駆動用ICから出火したものと推定されるが、ICの焼損が著しいため、事故原因の特定には至らなかった。東芝キヤリア(株)
(現 東芝ホームアプライアンス(株))
A201300004
関連情報-----
2013年
4月5日
(岐阜県)
電気洗濯機
【AW-307】
事故内容当該製品を使用中、異臭がしたため確認すると、当該製品から発煙し、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生していた。調査の結果、当該製品のモーター配線が短かったため、使用時の洗濯槽の振動により配線に応力が繰り返し加わり、モーター配線に半断線が生じ、スパークが生じて出火に至ったものと推定される。東芝ホームアプライアンス(株)A201300039
関連情報-----

(4)製品に起因して生じた事故かどうか不明であると判断した事故

事故発生日
(発生場所)
製品名
【機種型式】
製品事故に関する情報事業者名管理番号
2014年
2月4日
(兵庫県)
電気洗濯機
【VH-30S】
事故内容当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。東芝家電製造(株)
(現 東芝ホームアプライアンス(株))
A201300928
判断理由○当該製品は2~3年前にリサイクルショップから中古で購入されたものであった。
○コンデンサーと閉端接続端子間の内部配線に他の配線の一部が溶着し、溶融痕が認められたが、大きな気泡が多数認められたため、一次痕か二次痕かの特定はできなかった。
○電源コードの本体内の引込み部周辺で両極の芯線が断線し、先端に溶融痕が認められたが、内部配線の溶融痕よりも電源側に近いことから二次痕と判断された。
○脱水槽の蓋スイッチ及び一部の内部配線類は確認できなかった。
○残存していたその他の電気部品(モーター、タイマー、コンデンサー)及び配線類に発火の痕跡は認められなかった。
●当該製品の回収された電気部品及び内部配線類には発火の痕跡は認められなかったが、一部回収されていない部品(脱水槽の蓋スイッチ、内部配線の一部)があり、中古品として購入した以前の使用状況も確認できないことから、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。

(5)製品起因による事故ではないと判断した事故

事故発生日
(発生場所)
製品名
【機種型式】
製品事故に関する情報事業者名管理番号
2013年
11月17日
(東京都)
石油ストーブ(開放式)
【KSR18C】
事故内容当該製品の点火操作を行ったところ、当該製品を焼損する火災が発生し、建物を全焼して、1名が負傷した。東芝熱器具(株)
(現 東芝ホームテクノ(株))
A201300583
判断理由○燃焼筒などに異常燃焼によるススの付着は認められなかった。
○固定タンクに灯油漏れは認められなかった。
○カートリッジタンクは本体にセットされており、タンク口金は正常に締められていた。
○しんは消火位置まで下がっていた。
●当該製品の使用状況が不明なことから、事故原因の特定には至らなかったが、当該製品に出火に至る異常は認められないことから、製品に起因しない事故と推定される。
「当社製品をご利用のお客様へ重要なお知らせ」のトップへ