TECHNOLOGY
DEVELOPMENT
技術開発
鮮度保持技術
毎日の食事を
おいしく・
鮮度をサポート毎日の食事をおいしく・
鮮度をサポート
『毎日の食事をおいしく』召し上がっていただくため、より長期間、食材の鮮度保持をサポートする様々な革新的な技術の開発・研究を日々重ねています。それらの技術・機能をご紹介します。
ツイン冷却システム
各室個別の温度調整ができるから、冷却効率がUP
ツイン冷却システムとは、冷蔵室と冷凍室に専用の冷却器を設置することで、それぞれの温度を調整できる機能です。シングル冷却の冷蔵庫と比べると、各室の温度を個別に調整することで、冷却効率を高められます。
また、熱交換性能を高めるため、冷却器のフィン表面積を5％拡大。さらに、高性能真空断熱材を採用し、冷蔵庫内の冷気は逃がさず、外気の熱をしっかりと遮断しつつ、ドア開閉センサーなど約10ヵ所以上に設けた各センサーの情報を演算処理により冷蔵庫内の温度を最適に制御しています。これらの機能により、冷却効率がより向上し、節電効果も得られます。
除去した霜を「うるおい冷気」として循環させ、冷蔵庫内の湿度が上昇
食材の鮮度を保持するためには、低温下で高湿度をキープすることが大切です。
ツイン冷却システムの特長として、冷蔵室用の冷却器から除去した霜を「うるおい冷気」として1日20回以上循環させることで、冷蔵室なら約85%（シングル冷却約25%）、野菜室なら約95%（シングル冷却約80%）と高い水準で湿度を維持することができます。
低温・高湿度に保つことで、シングル冷却商品に比べ、食材の鮮度保持、乾燥や変色の防止効果、パサつきやすい食材のうるおいを保ちます。
新鮮ツイン冷却システム
霜を除去する際の消費電力を抑える制御を採用することで、ツイン冷却システムによる節電効果を高めています。
高湿度を保つことができるため、
食品の鮮度を保持し、いつでも新鮮な食材を利用できます。
※１周囲温度約32℃、冷蔵室温度を「強（チルド）モード」設定で庫内が安定したときの目安です（ドアポケットは含まれません）。冷蔵室温度を「強（チルド）モード」設定時は、消費電力量が約2%増加します。なお、消費電力量は使用条件により異なります。
※２食品負荷有り時、当社調べ。運転状況や食品の量によって異なります。
ミストチャージユニット
野菜室を湿度約95％以上※３でキープして、鮮度を保つ
ミストチャージユニットは、通気性や浸透性にすぐれた多孔質フィルムシートを活用したユニットです。これを野菜室に設置することで、野菜をうるおす水蒸気だけを通し、乾燥の一因となる冷気が野菜に直接当たるのを抑えることができます。また、湿度が高くなりすぎた場合は、野菜室の外へ水蒸気を放出して、結露によって起こる野菜の水腐れを防げます。
野菜室に1日20回以上※４の「うるおい冷気」を送り込み、湿度を約95％以上にキープするため、食材の鮮度を約10日間保てます※５。
「きれいループ」が入っているから、野菜の老化を抑制
ミストチャージユニットには「きれいループ」が採用され、高い湿度を一定に保ちつつ、「エチレンガス」を水と二酸化炭素に分解※６します。これにより、野菜の老化を抑制して、野菜本来のみずみずしい食感や鮮度をキープできます。
ミストチャージユニット
ミストチャージユニットを冷気吹出口の下方に設けることで、冷気がミストチャージユニットに確実に到達し、水蒸気だけを野菜室にとおして野菜の乾燥を防止できます。
エチレンガスを分解することで、
野菜の老化を抑制し、鮮度をキープします。
※３食品負荷有り時、当社試験結果による。運転状況や食品の量によって異なります。
※４運転環境や条件により、回数は増減することがあります。当社調べ。
※５運転状況や食品の種類、状態や量により、効果は異なります。当社調べ。
※６【試験方法】新商品GR-W600FZSに搭載されているミストチャージユニットを5L容器内に設置し、エチレンガスを注入。ガスクロマトグラフ法にて一定時間後エチレン濃度を測定し初期値との差を判定。当社調べ。試験結果は実使用空間の実証結果ではありません。
氷結晶チルド
氷の膜*で食材を長期保存
「氷結晶チルド」とは、ツイン冷却システムの温度コントロールにより、急速に冷却して食材が凍り始めるギリギリの温度で表面に氷の膜をつくる機能です。氷の膜が菌の繁殖・酵素の活動を抑え、お刺身※７であれば約7日、お肉※８であれば約14日もの間、おいしさを損なうことなく、長期保存をすることができます。
また、「速鮮チルドモード」と「解凍モード」の2つのモードを搭載しており、「速鮮チルドモード」は約-4℃で食材の芯まで一気に冷却し、買い物後の温度が上がった食材の鮮度をキープ。「解凍モード」は、おいしさと栄養素を保持したまま、約30分で冷凍された食品をサクッと切れる状態に解凍するモードです。
*氷の膜は非常に薄いため、肉眼で確認することはできません。
氷結晶チルド
うるおいを含む冷気から得た水分を利用した氷の膜で食品の表面を包み込み、生のまま長期間保存できます。
食材の表面を氷の膜で包み込むことで、
生のおいしさと鮮度をキープします。
※７【試験依頼先】（一財）日本食品分析センター、【試験方法】真鯛のサクを包装状態（ラップ）で新商品GR-W600FZSのチルドルーム（氷結晶チルドモード設定）にて7日間保存後に測定、【試験結果】真鯛のK値、初期値：2%、氷結晶チルドモード設定時：12%。K値は主に魚の鮮度を表す指標で、一般的に20%以下が刺身用とされています。賞味・消費期限を延ばす効果はなく、表記の保存期間を保証するものではありません。
※８【試験依頼先】（一財）日本食品分析センター、【試験方法】豚バラ肉を包装状態（ラップ）で新商品GR-W600FZSのチルドルーム（氷結晶チルドモード設定時）にて14日間保存後に測定、【試験結果】豚バラ肉の生菌数（単位 CFU／g）、初期値：1.6×103、氷結晶チルドモード設定時：2.8×106。生菌数は一般的に107が初期腐敗とされています。賞味・消費期限を延ばす効果はなく、表記の保存期間を保証するものではありません。
W-UV除菌※９※10
W-UV除菌※９※10
紫外線の効果で冷蔵庫内をいつでも清潔に
「W-UV除菌」とは冷蔵室・チルドルーム・野菜室の各上段に取り付けられた2灯のUV-LEDが紫外線を照射することで、庫内や食材の表面についた菌の繁殖を抑制し、鮮度をのばすことができる機能です。
また、食材自体がもつ抗酸化物質の合成を促し、イチゴなどに含まれるビタミンCやオクラに含まれるビタミンAを増加させる効果※11※12もあります。食材を冷蔵室・チルドルーム・野菜室に入れるだけで、保存期間だけでなく、大切な栄養素もしっかり守ることができます。
W-UV除菌
除菌効果のある「UV-LED」を野菜室に搭載することで、野菜の表面についた菌の繁殖を抑制します。
UV-LEDから照射される紫外線により、
庫内や食材に付着する菌の繁殖を抑制するほか、栄養素もしっかり守ります。
※９【試験依頼先】（一財）日本食品分析センター、【試験方法】冷蔵室上段・チルドルーム上段・野菜室上段に滴下した菌液を72時間後に回収し測定、【対象場所】冷蔵室上段・チルドルーム上段・野菜室上段、【試験結果】99％以上の除菌効果を確認。試験結果は実使用空間の実証結果ではありません。
※10 除菌効果のあるUVを照射するLEDを2灯搭載。
※11【試験依頼先】（一財）日本食品分析センター、【試験方法】イチゴ（ラップなし）を新商品GR-W600FZS「もっと潤う 摘みたて野菜室」（UV除菌設定時）のスライドケースで10日間保存後にビタミンC濃度を高速液体クロマトグラフ法にて測定し比較、【試験結果】初期値：50mg/100g、10日後：60mg/100g。保存前の状態や種類、運転状況によって異なります。
※12【試験依頼先】（一財）日本食品分析センター、【試験方法】オクラ（ラップなし）を新商品GR-W600FZS「もっと潤う 摘みたて野菜室」（UV除菌設定時）のスライドケースで10日間保存後にビタミンA濃度を高速液体クロマトグラフ法にて測定し比較、【試験結果】初期値：61μg/100g、10日後：111μg/100g。保存前の状態や種類、運転状況によって異なります。
冷蔵庫 その他の特許技術
| 対象技術 | 特許技術概要 |
|---|---|
| もっと潤う摘みたて野菜室 | ミストチャージユニットを冷気吹出口の下方に設けることで、冷気がミストチャージユニットに確実に到達し、水蒸気だけを野菜室に通して野菜の乾燥を防止できます。 |
| タッチオープン | 扉の表面に静電スイッチを採用し、両手がふさがっていても扉に軽く触れるだけで簡単に扉を開けることができます。 |
もっと潤う摘みたて野菜室
ミストチャージユニットを冷気吹出口の下方に設けることで、冷気がミストチャージユニットに確実に到達し、水蒸気だけを野菜室に通して野菜の乾燥を防止できます。
タッチオープン
扉の表面に静電スイッチを採用し、両手がふさがっていても扉に軽く触れるだけで簡単に扉を開けることができます。
