地震や水害など自然災害への備えと対応
家電製品のお取り扱い

東芝製品をご愛用いただき、誠にありがとうございます。

被災時に、家電製品が転倒や落下、また浸水などで水に濡れた場合、外観上では問題がないようにみえても、内部の電子部品などが破損している場合があります。
そのままご使用(通電)された場合は、発煙・発火の恐れがあります。事故防止のため、スイッチを切り電源プラグを抜いてください。お求めの販売店および弊社に点検・修理をご相談ください。

家電製品のお取り扱いについて、災害への備えと発生時の注意点をご案内します。

地震などに備えた家電製品の転倒防止対策

地震に備えた転倒防止対策をご紹介します。

冷蔵庫

冷蔵庫は床が丈夫で水平な場所に据え付けてください。
また、冷蔵庫の上に物を置いていると、落下するおそれがあるほか、放熱を妨げ冷却効率が下がります。冷蔵庫の上には物を置かないでください。

※下記の<<水平に据え付けるための方法>>をご確認ください。
地震等による万一の際の転倒・落下によるケガや製品の破損などの危害を防ぐため、丈夫な壁や柱に固定してください。

水平に据え付けるための方法

左右の調整脚を→矢印の方向に回して床につけ、ガタつきのないようにしてください。

※詳しくはお使いの機種の取扱説明書をご参照ください。
 取扱説明書ダウンロードはこちら

鎖や転倒防止ベルトを利用した固定方法

取っ手へ取り付ける場合は、取っ手の下から通してベルト用穴に通してください。リヤハンガーへ取り付ける場合は、リヤハンガーの下から通してベルト用穴に通す。

背面上部にある左右の取っ手に、鎖や転倒防止ベルト(別売)などを通して、丈夫な壁や柱に固定してください。

※転倒防止ベルトのご購入は東芝製品取扱販売店にご相談ください。

●冷蔵庫転倒防止ベルト
 部品コード:44092279
 希望小売価格:2,000円(税別)
 セット内容:
 ・ベルト(金具付)2本
 ・金具2個
 ・ねじ6本(予備2本含む)

洗濯機・洗濯乾燥機・衣類乾燥機

普段から、洗濯終了後は水道の蛇口を閉めてください。地震発生時に給水ホースが蛇口からはずれ、水が漏れることがあります。

※衣類乾燥機は、ドライヤースタンドに付属されている鎖(くさり)で、壁にしっかりと固定して下さい。

電子レンジ・オーブンレンジ

地震等による万一の際の転倒・落下によるケガや製品の破損などの危害を防ぐため、「電子レンジ転倒防止金具(別売)」などを使用して、壁等に固定してください。

※「電子レンジ転倒防止金具」は17cm~26cmの範囲で調整できます。
※固定金具の取付場所は十分強度のあるところを選んで確実に取り付けてください。
 (落ちたり倒れたりして、けがの原因になります。)

転倒防止金具を利用した固定方法

壁面への固定(取付)には、別途、工事が必要な場合がありますので、東芝製品取扱販売店にご相談ください。
レンジ台をご使用の場合は、市販の金具などでレンジ台も固定する必要があります。

※右図は取付例です。形名により取り付け位置が異なります。

●オーブンレンジ用転倒防止金具
 部品コード:32582136
 希望小売価格:1,000円(税別)
 セット内容:
 ・取付説明書・固定金具(2個)
 ・壁面固定ネジ(1個)
 ・取付ネジ(2個)
 ・ナット(2個)
 ・本体固定用ネジ(予備)(1個)

停電時に注意していただきたい家電製品のお取り扱い

ご使用中に停電した場合や停電時のお取り扱い方法をご紹介します。

停電になった場合、家電製品のスイッチをお切りになり電源プラグをコンセントから抜いていただくことをお勧めします。
モーターなどを応用した家電製品は、運転開始時に大きな電流を使用します。そのため、停電復帰後、一斉にご家庭内の家電製品が運転を始めると、ヒューズ・ブレーカーへの負荷の増大や、波形の乱れによる電気部品への悪影響が考えられます。

  • タイマー機能付き家電製品は設定が解除されることがございます。停電復帰後に、時刻合わせを行なってください
  • 詳しくは各製品の取扱説明書をご覧ください。取扱説明書ダウンロードはこちら

冷蔵庫

  • 停電復帰後の操作は不要ですが、停電が長時間となる場合は庫内の冷気を逃がさないため、ドアの開閉はなるべく少なくしてください。

ジャー炊飯器

  • 予約炊飯中
    停電復帰後に炊飯開始時刻が過ぎていない場合は、予約した時刻に炊きあがります。停電復帰時に炊飯開始時刻が過ぎている場合は、復帰後に炊飯を開始します。
  • 炊飯中
    停電復帰後、再び炊飯を再開しますが、停電時間が長いと上手く炊けない場合があります。
  • 保温中、蒸らし中
    停電復帰後、再び保温になりますが、停電時間が長いと「切」になることがあります。

電子レンジ・オーブンレンジ

  • 待機電力を0にする機能がある製品は、停電後、電源が復帰してもパネル表示は点きません。扉を開閉するとパネル表示が点灯します。
  • 電源が復帰した時、表示部に"1000"または"0000"が点滅する製品は、重量センサーのリセット操作が必要です。回転網(回転板)と丸皿をセットして「とりけし」キーを押してください。ピーピーとブザーが鳴って"0"が表示されたら0点合わせ完了です。

全自動洗濯機

  • 停電になった場合、運転中、予約中にかかわらず設定が取り消されますので、停電復帰後にはそれぞれ最初から設定をし直してください。
  • 運転中に停電になりましたら、水栓を閉じてください。

ドラム式洗濯乾燥機

  • 運転中に停電になると、ふたはロックされたままになります。申し訳ございませんが、停電が回復するまでお待ちください。
    停電復帰後、ふたのロックを解除するには、
     電源が「切」のとき・・・電源を「入」にします。
     電源が「入」のとき・・・電源を「切」にし、再び「入」にします。
  • 停電になった場合、使用中、予約中にかかわらず設定が取り消されますので、停電復帰後にはそれぞれ最初から設定をし直してください。
  • 運転中に停電になりましたら、水栓を閉じてください。

エアコン

  • 停電になると、タイマー予約は取り消されます。停電復帰後は、再度、タイマー予約を行ってください。
  • 運転中に停電になると、停電復帰後は前回の運転に自動復帰しませんので、お使いの機種により次のようにしてください。
    室内機の運転ランプが点滅している場合:リモコンの「暖房」運転等のボタンを押した後、停止ボタンを押すと点滅が止まり、もう一度「暖房」等のボタンを押すと運転を開始します。 (機種によっては、「暖房」等のボタンを、一度押していただくだけで点滅が止まり、もう一度押していただくと運転を開始するものもあります。
    室内機の運転ランプが点滅していない場合:そのままの状態でリモコンのボタンを押すと運転を開始します。