東芝ライフスタイルの取り組み
脱炭素社会への貢献
事業活動におけるCO₂排出量削減
東芝ライフスタイルグループでは、電力などの使用に伴うエネルギー起源CO₂排出量の削減活動を推進しています。
照明や空調機器の省エネ更新やこまめな節電を推進するとともに、
生産効率の向上や高効率生産設備の導入による省エネ施策による削減活動を推進しています。
工場エネルギー管理システムの導入
東芝ホームテクノ(新潟県加茂市)では、工場エネルギー管理システムを導入し、各工場・職場単位での電力、エアー及び水量などのエネルギー使用状況をリアルタイムで把握しています。
遠隔によるエアーバルブの遠隔操作をすることができ、生産状況に応じた徹底的な使用量管理により省エネを実現しました。
油圧式射出成形機から
電動式射出成型機への更新による省エネ
東芝ホームテクノでは、炊飯器などのプラスチック部品を社内で製造しています。プラスチック部品を製造する射出成型機を油圧式から消費電力量の少ない電動式へ更新することで省エネを図りました。
今後も射出成形機の電動化更新を計画的に推進し、製造プロセスの省エネ化を推進します。
製造ラインへのドライエアー供給量低減による省エネ
東芝電池(群馬県安中市)では、塩化チオニルリチウム電池(ER電池)を製造しています。ER電池の製造ラインでは、年間通して非常に乾いた空気(ドライエアー)の供給が不可欠です。
製造ライン稼働の無い休日及び夜間時間帯におけるドライエアー供給量の低減を実施することで電力使用量を大幅に削減でき、ER電池製造工程における省エネを実現しました。
製品物流におけるCO₂排出量削減
東芝ライフスタイルは、製品輸送時のCO₂排出量の削減に向けて、
輸送距離の削減やモーダルシフト※1の拡大、積載効率の改善などに積極的に取り組んでいます。
※1:トラックや航空機による輸送を環境負荷の小さい鉄道や船舶輸送に転換すること
物量変動の大きい荷物の鉄道輸送化
東芝ライフスタイルでは、利用運送会社様に対して、受注データを2時間ごとに連絡することで、集荷配達車両と鉄道輸送枠を確保し、柔軟なコンテナ出荷に繋げることができました。
これにより変動が大きい荷物に対して全量鉄道化が実施でき、製品物流におけるCO₂排出量の削減ができました。
(輸送区間:神奈川県~北海道)
コンテナターミナルからトラックと鉄道を併用した輸送に変更
東芝ホームテクノでは、海外製造工場より納入される部品の輸送手段において、従来のコンテナターミナルから
当社までトラックによる輸送からトラックと鉄道を併用した輸送手段に変更することで、製品物流におけるCO₂排出量を削減しました。
製品使用に伴うCO₂排出抑制貢献
東芝ライフスタイルグループでは、ライフサイクル全体を考慮して脱炭素社会への貢献めざした製品開発を行っています。
製品ライフサイクル全体での評価の結果、影響の大きいお客様の使用時における環境負荷低減(消費電力量の低減)に注力しています。
省エネ製品の開発を進め、省エネ製品をお客様へ提供し、CO₂排出量を抑制することで脱炭素社会に貢献していきます。