新省エネ基準の達成機種を拡大したルームエアコン2シリーズを発売

~独自※1の「レーダー」を活用した先進機能で、節電しながら快適に~

2023年09月05日

東芝ライフスタイル株式会社

 東芝ライフスタイル株式会社は、ルームエアコン「大清快」の新製品として、フラグシップモデル「DRシリーズ」9機種を11月上旬、新モデル「DRZシリーズ」7機種を12月上旬から発売します。「DRシリーズ」では、新省エネ基準※2の達成機種を8機種に拡大したほか、「レーダー」を活用した「節電冷房注1」モードの新搭載など、省エネ性を向上しています。また「DRシリーズ」と同等の省エネ基準達成率ながら、「レーダー」のない「DRZシリーズ」を新たにラインアップに追加しました。

新製品の概要

シリーズ名本体色容量(kW)基本仕様(4.0kWモデル)価格発売時期月産
台数
定格冷房能力定格暖房能力低温暖房能力省エネ基準達成率
DRシリーズ(W)
ホワイト
2.2~8.0
(9機種)
4.0kW5.0kW8.9kW107%オープン11月上旬8千台
DRZシリーズ2.2~7.1
(7機種)
12月上旬3千台

 昨今の電気代高騰や物価の上昇によって、ユーザーの節約志向が高まりを見せており、中でも家庭の消費電力量の多くを占めるエアコンでは、省エネ性能が高い製品へのニーズが高まっています。当社の調査※3によると、以前よりも節電意識が増したユーザーは約4割にのぼり、また、7割以上のユーザーは実際に設定温度や風向をこまめに調整するなど、節電のためにエアコンの使い方を工夫していることが分かりました。
 新製品「DRシリーズ」では、ブランドネーム「大清快」のコンセプトである「大きな省エネ・清らか空気・快適空調」の3要素を追求。特に省エネ性を重視した開発を行い、新省エネ基準の達成機種を従来※4の5機種より拡大し、9機種中8機種となりました。また、従来機種から搭載している「レーダー」を活用した「節電冷房」モードを新搭載したほか、「レーダー」による風あて・風よけや、当社独自※1の「無風感空調注2」などの豊富な気流制御に新しく「サーキュレーター」モードを追加しました。
 さらに、「DRシリーズ」と同等の省エネ基準達成率ながら、「レーダー」のない「DRZシリーズ」を新たにラインアップすることで、お客様のニーズに幅広く対応しました。
 また、抗菌注3・撥油仕様のエアフィルターを新採用し、清潔性を向上したほか、スマートフォン専用アプリに電気代を表示する機能注4を追加。月々の電気代推移を確認でき、設定した目標金額を超えると通知するなど、節電意識の高まりに応えます。

※1 国内家庭用エアコンにおいて(2023年9月5日現在、当社調べ)
※2 2027年度を達成目標年度として策定した製造事業者等が目標年度に満たすべき省エネ基準
※3 当社調べ インターネット調査 2022年8月 直近1年以内にエアコンを購入した生活者 N=700
※4 2022年11月発売 K-DRシリーズ

新製品の新たな特長 ※DRシリーズのみ特記

1. 【省エネ】新省エネ基準達成機種を8機種に拡大

2. 【省エネ】「レーダー」を活用した「節電冷房」モードを新搭載

3. 【省エネ】スマートフォン専用アプリに電気代表示機能を追加

4. 【快適性】室内の空気を撹拌させる「サーキュレーター」モードを新搭載

5. 【清潔性】抗菌・撥油仕様のエアフィルターを新採用

 

新製品の主な特長 ※画像は全てイメージ

1.省エネ

① 新省エネ基準の達成機種を拡大。 新たに「DRZシリーズ」をラインアップ追加

省エネ性能に大きく影響する熱交換器やインバーター回路を中心に設計の見直しを行い、これらの性能を最大限引き出すために制御の再チューニングを行うことで省エネ性能を向上。従来機種では5機種のみだった新省エネ基準の達成機種を、新製品では2.2kW~7.1kWの8機種に拡大しました。
さらに、フラグシップモデル「DRシリーズ」に続く新モデルとして、「レーダー」のない「DRZシリーズ」7機種を新たにラインアップに追加。「DRZシリーズ」は、「DRシリーズ」と同等の省エネ基準達成率であるモデルとなっており、2.2kW~7.1kWの全7機種で新省エネ基準を達成。お客様のニーズに幅広く対応するラインアップとしました。

② 「レーダー」を活用した「節電冷房」モードを新搭載 ※DRシリーズのみ

節電しながら快適に冷房を使用できる機能として、「節電冷房」モードを新搭載。冷房運転時に「節電冷房」モードにすると、高精度の「レーダー」が人の位置を探知注5してエアコンから一番近い人に風を当てながら、通常よりもひかえめの冷房運転を行います。一般的に風速1m/sの風を受けることで、体感温度は1℃前後下がるため、ひかえめの冷房運転で電力消費を抑えられる一方、「レーダー」で風向をコントロールしながら風を送り続けることによって体感温度を下げられ、節電しながら快適に過ごすことができます。

③ スマートフォン専用アプリに電気代表示機能を追加

当社提供のスマートフォン専用アプリ「IoLIFE(アイオーライフ)」に、エアコンの電気代を表示する機能を追加。対応するエアコンを「IoLIFE」に登録すると、過去12ヶ月分または過去30日分の電気代推移をグラフでチェックすることができます注6。さらに、対応するエアコン全ての電気代をまとめて一覧で見られる注7ほか、あらかじめ設定した目標金額を超えるとスマートフォンにお知らせする機能も搭載しています。

2.快適性

室内の空気を撹拌させる「サーキュレーター」モードを新搭載 ※DRシリーズのみ

春先などシーズンオフの季節に最適な「サーキュレーター」モードを新搭載。運転中注8に「サーキュレーター」モードをオンにすると、風向ルーバーが互い違いにスイングして風を送り、空気をやさしくかき混ぜながら運転を行います。
空清運転と「サーキュレーター」モードを併用することで、効率よく空気をきれいにしながら、心地よいゆらぎ風で涼しさも感じられます。また、当モードは冷房運転時や除湿運転時にも使用可能です。

3.清潔性

抗菌・撥油仕様のエアフィルターを新採用

付着したホコリによって菌が繁殖しやすいエアフィルターを抗菌仕様にしました。
さらに油汚れに強いフッ素コーティング加工を施すことによって、エアコンの清潔性を向上させています。

新製品の主な仕様比較

       
特長\シリーズ名DRシリーズDRZシリーズ
目標年度2027年度
省エネ基準達成機種
9機種中8機種で基準達成7機種中7機種で基準達成
レーダー(風あて、風よけ)-
節電冷房-
空気清浄(プラズマ空清)
 エアモニター-
無風感空調
サーキュレーターモード-
抗菌エアフィルター
遠隔操作(無線LAN機能)
 電気代表示

新製品の仕様一覧

       
シリーズ名DRシリーズDRZシリーズ
形名
(省エネ基準達成率)
おもに6畳RAS-N221DR (106%)RAS-N221DRZ (106%)
おもに8畳RAS-N251DR (106%)RAS-N251DRZ (106%)
おもに10畳RAS-N281DR (106%)RAS-N281DRZ (106%)
おもに12畳RAS-N361DR (100%)-
おもに14畳RAS-N402DR (107%)RAS-N402DRZ (107%)
おもに18畳RAS-N562DR (100%)RAS-N562DRZ (100%)
おもに20畳RAS-N632DR (100%)RAS-N632DRZ (100%)
おもに23畳RAS-N712DR (100%)RAS-N712DRZ (100%)
おもに26畳RAS-N802DR (96%)-
運転モードAI快適 / 冷房 / 暖房 / 除湿(おすすめ除湿、除湿弱、除湿強、衣類乾燥) / 空清
空気清浄
(プラズマ空清)
方式電気集じん方式(熱交換器に吸着し、屋外に排出)
集じん能力JEM空気清浄適用床面積 10畳相当(200Vタイプ) / 9畳相当(100Vタイプ)
PM2.5除去性能99%除去注9
((一社)日本電機工業会規格「JEM1467:微小粒子状物質(PM2.5)に関する除去性能」に適合)
PM0.1除去性能PM0.1レベルの微細な粒子(0.09~0.11μm)を90分間で98%以上除去注10
お手入れエアフィルターフィルター自動お掃除機能
ダストボックス楽ダストボックス(掃除機で簡単お手入れ)
清潔抗菌注3加工リモコン、室内機送風ファン、上下ルーバー、エアフィルター
熱交換器コーティングマジック洗浄熱交換器(熱交換器コーティング)
クリーニング機能UVプレミアムクリーン除菌注11(UVを照射しながら熱交換器を除菌)
外気温対応注12冷房時外気温50℃(冷房運転可能)
暖房時外気温-15℃(暖房運転可能)
外形寸法室内機(幅)798mm、(奥行)386mm、(高さ)295mm
室外機
*突起部含まず
2.2kW~2.5kW:(幅)780mm、(奥行)290mm、(高さ)550mm
2.8kW~8.0kW:(幅)863mm、(奥行)320mm、(高さ)713mm
  • 注1RAS-N402DRにおいて当社独自の条件により評価。当社環境試験室(11畳)にて、通常冷房運転と節電冷房運転との比較。外気温35℃、設定温度「24℃」、風量「自動」にて、安定時1時間の消費電力量の比較。通常冷房運転時1,132Wh、節電冷房運転時662Wh(エアコンの設置環境、ご使用条件により効果は異なります)。「節電冷房」は冷房運転時のみ有効です。
  • 注2RAS-N402DRにおいて「無風感ルーバー」作動時、エアコンから2.5m、床上60cm地点で風速0.2m/s以下であることを確認(当社調べ)。
  • 注3【試験機関】(一財)北里環境科学センター【試験方法】JIS Z 2801【試験結果】抗菌活性値2.0以上【報告書No.】北生発2023_0003号(エアフィルター)北生発2018_0440号(室内機送風ファン)北生発2020_0212号(上下ルーバー、リモコン)
  • 注4表示される消費電力量、電気代は目安のため、実際の消費電力量、電気代とは異なります。この情報を公的な取引に使用することはできません。
  • 注5エアコンの正面から約2m離れた位置で人を探知し、ルーバーが動くまでの時間︓約3~4秒。動きが小さいときや動きが早いとき、家具などで隠れているときは探知できない場合があります。また観葉植物など、人と判断しやすいものに対して探知する場合があります。
  • 注6エアコンの消費電力量と電気代は、最長で過去2年分のデータがIoLIFEサーバーに保存されます。2年を経過したデータは自動的に消去されていきます。
  • 注7電気代表示に対応するエアコンが2台以上登録されているとき、一覧を表示することができます。
  • 注8AI快適、暖房、衣類乾燥運転時を除く。
  • 注9PM2.5とは2.5μm以下の微小粒子状物質の総称です。JEM1467に基づく除去性能試験においては、0.1μm未満の微小粒子状物質の除去確認はしていません。また、空気中の有害物質のすべてを除去できるものではありません。32㎥(約8畳)の密閉空間での効果であり、実使用空間での結果ではありません。【試験方法】(一社)日本電機工業会規格「JEM1467:微小粒子状物質(PM2.5)に関する除去性能」による。【判定基準】0.1~2.5μmの微小粒子状物質を32㎥(約8畳)の密閉空間で99%除去する時間が90分以内であること。[31㎥(約7.8畳)にて試験。32㎥(約8畳)の試験空間に換算した値です。]
  • 注10【試験機関】暮らしの科学研究所(株)【試験方法】57㎥試験チャンバー内にタバコ(5本)の煙を発生させ、エアコンを空清運転。経時的にチャンバー内(室内中央・床上920mm)の粒子濃度を測定。【試験結果】空清運転前に比べ、90分で98%減少【報告書No.】LSRL-42021-F113
  • 注11当社独自の条件により評価。【試験機関】(一財)北里環境科学センター【試験方法】熱交換器に菌(1種類)を付着させ手動クリーニング運転を実行。クリーニング前後の菌数を測定し比較。【試験結果】99%減少【報告書No.】北生発2022_0178号
  • 注12室外機の吸い込み温度。冷房運転および暖房運転することを確認(冷房能力、暖房能力を保証するものではありません)。使用環境、設置状況により能力は低下する場合があります。

* 本プレスリリースに記載している会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。

掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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