当社は、業務用ディスプレイの新製品として、24時間の連続稼働に対応した55V型「TD-Z552」、47V型「TD-Z472」と42V型「TD-Z422」の3機種を5月28日から順次発売します。
新製品は、3機種共にUSBメディアプレーヤーを内蔵しており、コンテンツを記録したUSBメモリを挿し込めばPCや外付けのメディアプレーヤーがなくても動画や静止画、音声ファイルを簡単に再生できます。また、電源のオン・オフを自動制御する「スケジューリング機能」と組み合わせて、指定した時刻に指定したプレイリストを再生することもできます。PCや外付けのメディアプレーヤーの設置スペースを気にせず手軽にお使いいただけるため、飲食店やエステサロン・美容院や商業施設、広告の表示など、幅広い場面で便利にご使用いただけます。
今後も当社は、業務用途に特化した製品ラインアップを拡充し、東芝グループ各社の販売窓口を通じて、様々な業界・業種のお客様に向けたサービスを展開してまいります。
新製品の概要
機種名 | 画面サイズ | 表示画素数 | 設置方法 | 価格(税別) | 出荷開始日 |
---|---|---|---|---|---|
TD-Z552 | 55V型 | 1920×1080 | 縦・横 | オープン | 5月28日 |
TD-Z472 | 47V型 | 6月下旬 | |||
TD-Z422 | 42V型 | 6月中旬 |
新商品の主な特長
1. USBメディアプレーヤーの内蔵で、ディスプレイ単体でコンテンツ再生が可能
新製品は、USBメディアプレーヤーを内蔵しているため、ディスプレイ単体でも動画や静止画、音声ファイルのコンテンツ再生ができます。PCや外付けのメディアプレーヤーを接続してデジタルサイネージとして利用する場合はもちろん、表示中の映像ソースに不具合が発生した際に、あらかじめUSBメモリに準備しておいたコンテンツの再生表示に切り替えるなどの活用も可能です。USBメモリでの再生であれば、PC、外付けのメディアプレーヤーのスペースを気にせずに設置できます。
さらに、電源オン・オフを自動制御する「スケジューリング機能」で指定した複数のコンテンツのプレイリストを指定時間に再生することもできます。
2. 操作用PC等をディスプレイ周辺に設置せずに再生ができるOPS対応
デジタルサイネージの専用規格であるOPS注1規格に準拠しました。ディスプレイ背面のオプションスロットにOPS準拠モジュール(別売)を装着すれば、操作用のPC等をディスプレイ周辺に設置する必要がなくなり、ディスプレイだけのコンパクトな設置が可能になります。
3. 4Kマルチスクリーンに対応
DisplayPort入出力端子は、高解像度の4K映像(解像度3840×2160)に対応します。DisplayPortのデジタルデイジーチェーン接続による2×2の簡易な4面マルチ構成でリアルな4K映像注3の表示が可能になりました。
4. LAN接続でPCから外部制御
RS-232Cを使用したマルチ接続による一括制御のほか、制御用LANポートを通じたネットワーク接続で操作できます。電源オン・オフ、入力切替え、画質調整、内部温度確認、入力信号状態確認、画面サイズ変更などの操作が、PCでできます。
5. 業務用ディスプレイならではの機能
ほかにも、業務用ディスプレイとしての信頼性を高め、柔軟な運用を可能にする多彩な機能を搭載しています。
- 液晶パネル焼き付き防止機能
- 自己診断機能(内部温度の異常検知、合計稼働時間履歴の確認、入力信号の有無)
- 最大7つまでのスケジューリング機能(電源オン・オフ、入力信号、USBメディアプレーヤー選択時は特定のコンテンツのプレイリストの指定が可能)
- 本体操作ボタンロック機能
- リモコンボタンロック機能
- 最大255台までの個別モニターID設定と個別リモコンID設定機能
- 複数ディスプレイ設置時の1台ずつ電源起動時間をずらして全体の突入電流を抑えるパワーオンディレイ機能
- 縦型・横型いずれの向きでの設置にも対応。
- 最大100台までのビデオウォール機能
- 無信号時自動電源オフ機能
- スタンバイ時にLAN経由でディスプレイの電源をオンできるWakeOn LAN機能
6. 環境への配慮
「EU-RoHS指令注4」、に適合しています。また、水銀を使用しないLED光源の採用により環境への負荷も軽減します。
- 注1 OPS(Open Pluggable Specification)は、Intel社が2010年10月に発表した、デジタルサイネージ向けのコントロールモジュールとスロットのオープン規格です。
- 注2 別途ルーターやLANケーブル、配信用PCなどが必要になります。
- 注3 2×2の4面全体で3840×2160画素の表示になります。
- 注4 RoHS:Restriction of the use of certain Hazardous Substances
EU(欧州連合)では、コンピュータや通信機器、家電などで特定有害物質(6物質「鉛・水銀・カドミウム・六価クロム・PBB(ポリ臭化ビフェニル)・PBDE(ポリ臭化ジフェニルエーテル)」の使用規制を定めたRoHS指令が2006年7月から施行されています
製品の詳細についてはWEBサイト (本URLの公開は終了しました) をご覧ください。
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