自然でなめらかな風を生む扇風機の発売について

－左右最大180度、上下最大100度の首振りで
サーキュレーター兼用の2WAYコンパクト扇風機－

 

当社は、扇風機の新製品として、サーキュレーターと兼用の2WAYコンパクト扇風機「SIENTμ（サイエント　ミュー）」F－DPS20を4月中旬より発売します。

省電力「DCインバーターモーター」搭載の新製品F－DPS20は、7枚羽根とその内側に設けた「斜流ファン」により、木目細やかに広がる、独特のなめらかな風を生み出します。さらに、左右最大180度、上下最大100度の「立体ワイド首振り」機能により、扇風機としてもサーキュレーターとしても活用できます。本体質量約2. 8kg、高さ最大647mmのコンパクト設計です。

また、「SIENT（サイエント）」F－DLS1000を4月中旬より発売します。省電力「DCインバーターモーター」、7枚羽根と「斜流ファン」のなめらかな風、室内の温度と湿度を二つのセンサーで検知して風量を自動調節する「デュアルセンサー」機能、左右最大90度、上下20度の「立体首振り」機能を搭載しています。

さらに、いずれも省電力「DCインバーターモーター」搭載で9枚羽根採用のF－DLS75、F－DLS65を4月上旬より、タワー型扇風機F－DTS50Xを4月中旬より発売します。他に、7枚羽根採用のACモーター　リビング扇風機F－ALS70、F－ALS60、F－ALS50を4月上旬より、カード型リモコン付属の壁掛け扇風機F－AWS80を4月上旬より発売します。

新製品の概要

商品化の背景と狙い

扇風機は近年、住環境の変化・生活スタイルの変化に伴い、単に涼風を得るだけでなく、風の質へのこだわり、省エネ性能が重視されています。そのため、「DCインバーターモーター」搭載商品が広まっていますが、そうした中、改めて扇風機の大きさ、羽根等を見直すことで、より一層使いやすさを高めた扇風機を商品化し、発売します。

新製品の主な特長

F－DLS1000／F－DPS20

1. 7枚羽根と「斜流ファン」がつくる自然でなめらかな風

東芝独自のひねりの深い7枚羽根の中心に「斜流ファン」を組み合わせることで、木目細やかに広がる、なめらかな風を送り出します

2. 省電力「DCインバーターモーター」搭載

F－DLS1000の最小消費電力は2W、F－DPS20は1. 5W（風量レベル1、首振りなし、消灯モード時） です。最大でも16W（風量レベル7、上下左右立体首振り時）です。

3. 部屋全体に風を送る首振り機能

F－DLS1000は、左右3段階（90度、70度、50度）、上向き角度最大40度（自動20度＋手動20度）、下向き角度16度（手動）の「立体首振り機能」、F－DPS20は、左右2段階（180度、90度）、上下2段階（100度、50度）、上向き角度最大90度、下向き角度10度の「立体ワイド首振り」機能です。例えば、壁面なら180度、隅なら90度と置く場所に合わせて、左右の首振り角度を選べます。角度の選択はリモコンでも可能です。

4. 温度と湿度に応じて風量自動調節の「デュアルセンサー」（F－DLS1000）

温度または湿度が上がると風量を強め、温度または湿度が下がると風量を弱めます。「デュアルセンサー」は「標準」、「弱め」、「強め」の3つのモードで自動運転します。

5. 静音性への配慮

「DCインバーターモーター」を採用し、ブレード（羽根）の中心部にはゴムを入れて、振動を吸収しています。F－DLS1000は風量レベル1（最小）では15DB、風量レベル7（最大）でも41DBです。F－DPS20は風量レベル1（最小）で17DB、風量レベル7（最大）では44DBです。

6. 移動、持ち運びに便利な「コードリール」

DCリビング扇風機（F－DLS75、F－DLS65）

1.省電力・低騒音のDCインバーターモーターを搭載

「DCインバーターモーター」を採用し、ブレード（羽根）の中心部にゴムを入れています。風量レベル1（最小）では18DB、風量レベル5（最大）では43DBです。また最大消費電力は、15W（風量レベル5、首振り時）、最小消費電力は、1. 7W（風量レベル1、首振りなし時）です。従来機種に比べ、最大で約6％^注1最小で約15％低減^注2しました。

2.木目細かな柔らかい風を送る9枚羽根

空気を木目細かく切り分ける、ひねりの深い独自の9枚羽根を採用しました。

3.使い勝手に応じた便利な機能

・イスに座ってちょうど良い「ハイポジション」（F－DLS75）

・遠くからでも首振り操作が楽にできる「リモコン首振り」

・「首振り角度3段切換」（90度、75度、50度、F－DLS75）

DCタワー型扇風機

新製品F－DTS50Xは、省電力のDCインバーターモーターを新搭載し、風量は6m³／分と従来機種比で約20％^注3向上しました。カード型リモコンで首振り、風量などを操作できます。運転状態が見やすいLED表示パネルを搭載し、ルーバーで風を上下方向に調節（手動）できます。また、「ピコイオン」発生ユニットを搭載しています。

ACリビング扇風機（F－ALS70、F－ALS60、F－ALS50）

ひねりの深い7枚羽根を新搭載しています。遠くからでも首振り操作が楽にできる「リモコン首振り」（F－ALS70、F－ALS60）、「首振り角度3段切換」（F－ALS50）

AC壁掛け扇風機

新製品F－AWS80は、ひねりの深い7枚羽根を新搭載しました。風量を4段階（ふわり風・弱・中・強）に切換えできるカード型リモコン（付属）を搭載しています。

全機種共通の機能

1. 高原のそよ風のような「ふわり風」

「弱」より風量を抑えた、微風モードの「ふわり風」です（DCインバーターモーター機種は風量レベル1で「ふわり風」相当の風が出ます）。

2. 上高地に吹く自然の風をデータ化して再現「ランダム風」

信州の上高地に吹く実際の風の風速を計測して、数値化しプログラムしました。1サイクル約120秒で自然に吹く風に近いパターンを再現します。

3.ルームエアコンのタイマー運転との組み合わせに便利な「切／入ツインタイマー」

お好みで「切タイマー」「入タイマー」単独の設定と「切タイマー」「入タイマー」併用設定が選べます。ルームエアコンとの組み合わせを考えたきめ細かな運転が可能ですので、就寝時にエアコンのタイマー予約運転が停止する時間に合わせて、「入タイマー」を設定し、エアコン停止に合わせた扇風機の運転開始ができます。「入タイマー」で運転を開始した場合は、4時間後に自動停止します。

4.操作をロックする「チャイルドロック」機能（F－AWS80を除く）

小さなお子様やペットが誤まって操作ボタンを押しても反応しない「チャイルドロック」機能。運転時、停止時どちらでも設定可能で、リモコンによる操作もロックされます。

環境への取り組みについて

東芝グループは、「地球内企業」として持続可能な地球の未来に貢献するため、「東芝グループ環境ビジョン2050」を策定し、総合環境効率を2000年度基準で2050年度までに10倍に高める目標を掲げています。この実現に向け、「東芝がモノを作るときのエコ"Green of Process"」、「東芝の作る製品がエコ"Green of Product"」、さらに、効率の高いエネルギー供給機器の開発などの「環境技術で貢献するエコ"Green by Technology"」、の3つのGreenで地球との共生や豊かな価値の創造のための取り組みを行っていきます。

東芝グループは、こうした環境への取り組みを一層加速するとともに、広く訴求するため、「ecoスタイル」をグローバル統一ブランドと定めています。

• 注1　新製品F－DLS75と当社従来機種F－DLR50との比較。F－DLR50　16W、F－DLS75　15W
• 注2　新製品F－DLS75と当社従来機種F－DLR50との比較。F－DLR50　2W、F－DLS75　1. 7W
• 注3　新製品F－DTS50Xと当社従来機種F－TR5Xとの比較。F－TR5X　最大風量約5m³／分、F－DTS50X約6m³／分。

新製品の主な仕様

掲載されている情報（製品の価格／仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など）は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。