当社は、ドラム式洗濯乾燥機の新製品として、「エコモード」により最大約14%の節電注3、最大約7%の節水注4ができる「ヒートポンプドラム ZABOON(ザブーン)」TW-Z9500Lなど4機種を10月上旬から発売します。
新製品は、「エコモード」により洗濯から乾燥まで、条件に応じて自動で省エネ運転を行ないます。「エコモード」は、洗濯物の量、布質、乾き易さ、温度を4つのセンサーで検知し、使用水量、洗剤量、洗濯時間を最適に調整します。これにより、最大約14%の節電注3、約7%の節水注4ができます。また、東芝独自の「ヒートポンプ除湿乾燥ユニット」の改良により、定格6KG洗濯乾燥時において業界トップクラスの消費電力量620WH注5を実現しました。
また、「抗菌水」の働きにより、衣類の雑菌の繁殖を抑え、部屋干しのニオイも防ぎます。さらに、洗濯中に洗濯槽と水槽を除菌注2し、黒カビの発生を抑えます注6。「抗菌水」による自動おそうじ機能は、脱水時の高速回転による水の勢いを利用して洗濯槽と水槽の見えない部分の洗剤カスなどの汚れを洗い流します。さらに、東芝独自の「アクティブサスペンション」「アクティブS-DDモーター」の「アクティブ制御システム」と低騒音ボディにより洗い31DB、脱水38DB、乾燥42DBの低騒音運転を実現しました。
加えて、「アクティブサスペンション」により振動を吸収して、やり直しなく脱水を行なえるため、「洗濯」が表示時間に正確に終了するだけでなく、業界トップクラスの洗濯時間約29分注7で洗濯できます(定格9KG標準コース)。新たに「洗濯~乾燥」も表示時間通りに終了できるようになりました。
新製品の概要
開発の背景と狙い
2012年度の国内の洗濯機需要は約480万台、その中でもドラム式洗濯乾燥機の需要は約64万台と予測しています(東芝調べ)。ドラム式洗濯乾燥機のユーザーニーズとして、基本性能の「洗浄力」に加え「節電・節水」、「洗濯槽を清潔に保つ機能」、また夜に家事をされる方々も増える中「低騒音」運転に対する要望も高まっています。当社はこうしたニーズに応えたドラム式洗濯乾燥機を商品化し、発売します。
新製品の主な特長
1. 4つのセンサーで検知して自動で省エネ運転を行う「ECOモード」
「エコモード」により洗濯から乾燥まで、条件に応じて自動で省エネ運転を行ないます。「エコモード」は、洗濯物の量、布質、乾き易さ、温度を4つのセンサーで検知し、使用水量、洗剤量、洗濯時間を最適に調整します。これにより、最大約14%の節電注3、約7%の節水注4ができます。
また、東芝独自の「ヒートポンプ除湿乾燥ユニット」に対し、コンプレッサーの振動を抑えるための防振ゴム脚の新採用、ヒートポンプの冷媒流量を調整するPMV(PULSE MOTOR VALVE)制御の最適化、新型乾燥ファンなどの改良を加えることで、定格6KG洗濯乾燥時において業界トップクラスの消費電力量620WH注5を実現しました。
2. 「抗菌水注1」による自動おそうじ機能で、洗濯中に洗濯槽と水槽を除菌注2
「抗菌水注1」の働きにより、衣類の雑菌の繁殖を抑え、部屋干しのニオイも防ぎます。さらに、洗濯中に洗濯槽と水槽を除菌注2し、黒カビの発生を抑えます注6。抗菌成分を含んだ「抗菌水注1」による自動おそうじ機能は、脱水時の高速回転による水の勢いを利用して洗濯槽と水槽の見えない部分の洗剤カスなどの汚れを洗い流します。
さらに、TW-Z9500L/Rにはピコイオンユニットを搭載しています。「ピコイオン」とは、微細な水につつまれたOHラジカルを指します。除菌・消臭のための専用コースにおいて「ピコイオン」を衣類に吹きかけ、衣類表面の菌の働きを抑制し、衣類を除菌注8・消臭します。スーツ、ぬいぐるみ、革靴など水洗いできないものも除菌注8、消臭できます。さらに、「ピコイオンカビプロテクトモード」を設定すれば、洗濯終了後手間なくピコイオンをドラム内に吹きかけることで、カビの繁殖を抑える注9効果もあります。「抗菌水注1」との併用により洗濯槽の清潔さにも役立ちます。
3. 東芝独自の「アクティブ制御システム」による低騒音運転
衣類の量と重さに合わせてサスペンションの硬さを変えて、振動を吸収し床への振動を抑える「アクティブサスペンション」と、強力なパワーとダイレクトドライブ方式により駆動音を抑えた「アクティブS-DDモーター」を「アクティブ制御システム」と呼びます。これに低騒音ボディを加えて、洗い31DB、脱水38DB、乾燥42DBの低騒音運転を可能にしています。
4. 忙しい朝、お出かけ前でも、洗濯・乾燥共に時間に正確に終了
「アクティブサスペンション」の搭載により、ドラムの脱水初期の横揺れ、縦揺れによる振動を吸収し、スムーズに脱水を行なえるため、「洗濯」が表示時間通りに終了するだけでなく、業界トップクラスの洗濯時間29分注7で洗濯できます(定格9KG標準コース)。
さらに、脱水の絞り具合を変動させる要因(洗濯時の温度条件、脱水のアンバランスなど)を「アクティブサスペンション」で取り除き安定させることで「洗濯~乾燥」も表示時間通りに終了できるようになりました。
5. 新「上質乾燥」で乾燥のシワを抑えて上質な仕上りに(TW-Z9500L/Rのみ)
「ヒートポンプ除湿乾燥」は、衣類の縮み、傷みを抑えながら乾燥します。乾燥後半にドラムの反転速度を早めて衣類を広げるクィックターンによる「上質乾燥」に、新たに絡みを抑える新ターンを追加することで、乾燥シワ、乾きムラを抑えた上質な乾燥が可能になりました(新「上質乾燥」)。
6. 高い洗浄力と短時間洗濯を実現する「節水ザブーン洗浄」
「節水ザブーン洗浄」は、「DSP(DIGITAL SIGNAL PROCESSOR)」の働きにより衣類を高い位置から落とす「パワフルたたき洗い」と「パワフル押し洗い」に、「高圧ダブルシャワー」を当てながら洗う「遠心洗い」を組み合わせた洗浄方式です。「遠心洗い」は、高速回転による遠心力で衣類を押し広げ、高圧ダブルシャワーで洗剤液を衣類にムラなく一気に浸透させ、汚れを効率よくはじき出す洗い方です。基本性能の「洗浄力」にもしっかり対応した、当社独自の洗浄方法でしつこい皮脂汚れもしっかり洗い落とします。
7. 予約終了時刻も簡単に選べる「フラットダイヤル」
東芝だけの時計機能付き操作パネルには、「フラットダイヤル」を採用しています。これにより、タイマー予約は、終了時刻を選び、スタートを押すだけの簡単操作で済みます。また、運転終了時に予約ボタンを押すと、運転で使用した電気代・水道代の目安が表示されます。また、TW-Z9500L/Rには、コース名、残り時間などが一目でわかる、文字の大きな大型液晶パネルを採用しています。
環境への取り組みについて
東芝グループは、「地球内企業」として持続可能な地球の未来に貢献するため、「東芝グループ環境ビジョン2050」を策定し、総合環境効率を2000年度基準で2050年度までに10倍に高める目標を掲げています。この実現に向け、「東芝がモノを作るときのエコ"Green of Process"」、「東芝の作る製品がエコ"Green of Product"」、さらに、効率の高いエネルギー供給機器の開発などの「環境技術で貢献するエコ"Green by Technology"」、の3つのGreenで地球との共生や豊かな価値の創造のための取り組みを行っていきます。
東芝グループは、こうした環境への取り組みを一層加速するとともに、広く訴求するため、「ecoスタイル」をグローバル統一ブランドと定めています。
- 注1 抗菌について●試験依頼先/一般財団法人ボーケン品質評価機構(旧名称:(財)日本紡績検査協会)●試験方法/JIS L1902に基づく菌液吸収法●抗菌方法/銀イオンによる●対象部分/洗濯槽内の衣類●試験結果/菌の減少率99%以上
- 注2 除菌について●試験依頼先/(財)北里環境科学センター●試験方法/洗濯槽・水槽に有機物とともに付着させた菌の減少率測定●除菌の方法/脱水時に「Agイオン含有水(または抗菌水)」のシャワーをかけることによる●対象部分/洗濯槽・水槽●試験結果/菌の減少率99%以上
- 注3 TW-Z9500L/R、洗濯乾燥1kg標準コース時、エコモード運転ON(約504Wh)とエコモード運転OFF(約588Wh)の比較で、消費電力量約14%削減。これらは最大値であり、衣類の量、質、水道水圧によっても効果は異なります。
- 注4 TW-Z9500L/R、洗濯7kg標準コース時、エコモード運転ON(約55L)とエコモード運転OFF(約59L)の比較で、使用水量約7%削減。これらは最大値であり、衣類の量、質、水道水圧によっても効果は異なります。
- 注5 TW-Z9500L/R、TW-Z8500L/R。2012年8月29日現在。6kg洗濯乾燥時、標準コースでの消費電力量約620Wh
- 注6 カビ抑制について●試験依頼先/(財)北里環境科学センター●試験方法/洗濯槽・水槽に有機物とともに付着させたカビの抑制確認●カビ抑制の方法/脱水時に「Agイオン含有水(または抗菌水)」のシャワーをかけることによる●対象部分/洗濯槽・水槽●試験結果/カビの減少率99%以上
- 注7 TW-Z9500L/R、TW-Z8500L/R。2012年8月29日現在。9kg洗濯時、標準コースでの洗濯時間約29分
- 注8 除菌について●試験依頼先/(財)日本食品分析センター●試験方法/菌付着布での滅菌率測定法●除菌方法/ピコイオンによる●対象部分/洗濯槽内の衣類●試験結果/菌の減少率99%以上
- 注9 カビ抑制について●試験依頼先/環境生物学研究所●試験方法/洗濯終了後「ピコイオンカビプロテクト」を60分間運転。試験開始3日後、カビセンサーにてカビ菌糸の発芽の有無を確認●カビ抑制方法/ピコイオンによる●対象部分/洗濯槽●試験結果/菌糸の発芽抑制を確認
新製品の主な仕様
一般社団法人日本電機工業会の自主基準「乾燥性能評価方法(平成21年11月19日改定)」に基づき、表示を行っています。なお、仕様については改良のため、変更する場合がありますのでご了承願います。
プレスリリースに掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。