「軽量コンパクト＆ハイパワー」の紙パック式クリーナーの発売について

－　強モードに比べ消費電力量を約58％削減する
「エコモード」と「ゴミ残しまセンサー」を搭載　－

 

当社は、紙パック式クリーナーの新製品として本体質量3. 4kgの「軽量コンパクト」と吸込仕事率最大約610Wの「ハイパワー」を兼ね備えたVC－PG211を7月8日より発売します。

新製品は、小型軽量化ボディ（本体質量3. 4kg）により手軽で扱いやすい上に、強力モーターの搭載で吸込仕事率最大約610Wのハイパワーを実現しています。また、ゴミの吸引量を赤外線センサーによって検知する「ゴミ残しまセンサー」との連動で、ゴミの量と床面の状況に応じて吸引力を制御できるため、「エコモード」選択時には、強モードに比べ消費電力量を約58％削減^注1して運転できます。

さらに、紙パッククリーナーに対して要望の高い排気の臭いについては、臭いを捕えるゼオライトフィルターに加え、たまったゴミの臭いを強力に脱臭^注2する「光触媒脱臭フィルター」を搭載しました。ペット臭などの主成分であるアンモニアを約90％分解・脱臭^注2できます。

加えて、2011年度のドイツ・ユニバーサルデザイン賞を受賞したサイクロンクリーナーVC－CG510Xで高く評価された「らくわざグリップ」を搭載しています。人間工学に基づき腕への負担をかかりにくくしたグリップ形状です。掃除中に本体を持ち運ぶ際に便利なハンドルも本体前方に付けています。また、ヘッド部「すご取りイオンヘッド」は、フローリング表面の菌まで拭き掃除^注3ができ、回転ブラシと擦れることでマイナスイオンを発生させるイオンプレートも2枚搭載しています。

• 注1 当該機種の「強モード（1000W時）：年間消費電力量約35KWH／年」と「エコモード：年間消費電力量約15KWH／年」の比較。当社条件（エコモードで1日6分間運転）による試算値。電気掃除機の1日当りの平均使用時間：約6分（社団法人　日本電気工業会調べ）。
• 注2 測定方法：5L容器に試料を入れて密閉し、アンモニア1000PPMを入れ120分後の残留濃度を測定した結果約90％脱臭。長期間の使用による光触媒脱臭フィルターの劣化により脱臭効果は減少する場合があります。脱臭効果は集塵したゴミの種類によって異なります。またニオイの感じ方は個人差があります。（当社調べ）
• 注3 水拭き、ワックスがけする機能ではありません。また、こぼした液体などが乾燥して付着した汚れは取れません。
  菌の除去効果：菌の除去効果は床面の状態により異なります。またフローリングの段差や溝の菌は取れない場合があります。
  99％以上の除去効果は拭き掃除直後のものであり、長時間の効果を保証するものではありません。長時間の使用によるブラシの劣化等で、99％以上の除去効果は減少することがあります。【試験依頼先】（財）食品薬品安全センター【試験方法】試験板にビニルシートを敷き、試験菌液を均一に噴霧、完全に乾燥させ、床ブラシで5往復掃除後生残菌測定【試験結果】99％以上の除去効果を確認（試験番号 N－10－00108）

新製品の概要

開発の背景と狙い

2011年度のクリーナー市場は年間約540万台と推測しています。その内、紙パック式は約半分の構成とみており（東芝調べ）、サイクロン式クリーナーと並んで紙パック式クリーナーは、根強い需要があります。

紙パック式クリーナー購入時の重視点としては、上位に「軽量・コンパクト」「強い吸引力」「排気のニオイ低減」が挙げられています（東芝調べ）。当社はこうしたニーズを踏まえた紙パック式クリーナーの新製品を商品化し発売いたします。

新製品の主な特長

1. 「軽量コンパクト＆ハイパワー」

新製品は、小型軽量化ボディ（本体質量3. 4kg）により手軽で扱いやすい上に、強力モーターの搭載で吸込仕事率最大約610Wのハイパワーを実現しています。

2. 「ゴミ残しまセンサー」と強モードに比べ消費電力量を約58％削減^注1する「エコモード」

本体吸込み口先端に搭載された「ゴミ残しまセンサー」（赤外線方式）が、吸い込んだゴミやホコリを検知し、延長管中央部分と手元スイッチの「ゴミ残しまセンサーランプ」を点灯させることでゴミの取り残しの有無をお知らせします。感知するゴミが無くなると消灯するので、目に見えないゴミやホコリをきちんと吸い込んでいるかどうかをランプで確認しながらお掃除できます。

また、「エコモード」選択時は、ゴミの量と床の種類を検知して吸引力を自動で制御できる「ゴミ残しまセンサー」との連動に加え、ヘッドを浮かせるたびに吸引力を自動で低減できるため、強モード使用時に比べて消費電力量を約58％削減^注1できます。

3. たまったゴミの臭いも排気も強力に脱臭^注2する「トリプル脱臭排気」

排気の臭いをしっかり捕える「ゼオライトフィルター」に加え、ゼオライト成分を配合した「紙パック（VPF－7）」、紙パックが入るゴミ室を脱臭する「光触媒脱臭フィルター」を搭載しました。これらの3つのフィルター効果によりたまったゴミの臭いも強力に脱臭^注2します。たとえば、ペット臭等の主成分であるアンモニアを約90％分解・脱臭^注2できます。さらに抗菌効果^注4・ウイルス抑制効果のある「フラボノイドフィルター^注5（イチョウ葉エキス入り）」が、ダニの死がい、花粉等を捕えます。これらのフィルターは0.5μm以上の微細塵も約99％^注6捕え、排気を清潔にします。

• 注4 抗菌効果について
  

  抗菌の加工処理 を行っている 部分の名称	試験機関	試　験 方　法	試　験 結　果	抗　菌の 方　法	抗菌の処理 を行っている 部分の名称
  床ブラシ	（財）日本化学繊維検査協会	JIS L 1902	99％ 以上	繊維に付着	ブラシ毛
  ゼオライトフィルター	（財）日本食品分析センター				不繊布
  パックフィルター内装紙 （VPF-7）					パック内装紙
  フラボノイドフィルター注7		JIS Z 2801		繊維に含浸	不繊布

• 注5 ウイルス抑制について：試験機関／（財）日本食品分析センター、試験方法／ウイルス浮遊液を滴下しウイルス感染量を測定、試験結果／6時間後に99％以上抑制（フラボノイドフィルターに捕獲したものを抑制します）
  抗ダニ・スギ花粉について：試験機関／東京農工大学、試験方法／ウェスタンブロット法、試験結果／99％以上抑制（ダニ）97％以上抑制（スギ花粉）
• 注6 当社試験ゴミ（タルク9種）において。

4. お掃除中の負担を軽くする「らくわざグリップ」

操作性向上のためグリップ部に、人間工学に基づき腕に負担のかかりにくい形状の「らくわざグリップ」を採用しました。手首に負担がかからず自然な姿勢でグリップを持てるよう、延長管の延長線上に対して約100度の位置にグリップの握り部分を設け、手を軽く添える感覚で操作できるデザインになっています。手首の動きが直に伝わるため前後左右にヘッド部を動かす操作も楽にできます。掃除中に本体を持ち運ぶ場合にも便利な本体前方ハンドルも付けました。

5. マイナスイオンプレート搭載の「すご取りイオンヘッド」

「すご取りイオンヘッド」は、フローリング表面の菌まで拭き掃除^注3ができ、回転ブラシと擦れることでマイナスイオンを発生させるイオンプレートも2枚搭載しています。じゅうたんのゴミを掻き出し、壁ぎわや隙間もしっかり掃除します。軽量で動かしやすいだけでなく、回転ブラシが太いため毛ゴミが絡みにくいため、お手入れも簡単です。取り外して水洗いでき、ブラシ毛部分は抗菌^注4仕様です。また、ヘッド上部にある「床上ダストゲッター」から、浮遊ホコリも吸い込みます。

6. 環境への配慮

電子ユニットの基板には、鉛はんだを一切使用しないなど、環境に有害な素材の使用を控えた上、梱包材には発泡スチロールを使用しない環境に配慮した設計です。

環境への取り組みについて

東芝グループは、「地球内企業」として持続可能な地球の未来に貢献するため、「東芝グループ環境ビジョン2050」を策定し、総合環境効率を2000年度基準で2050年度までに10倍に高める目標を掲げています。この実現に向け、「東芝がモノを作るときのエコ"Green of Process"」、「東芝の作る製品がエコ"Green of Product"」、さらに、効率の高いエネルギー供給機器の開発などの「環境技術で貢献するエコ"Green by Technology"」、の3つのGreenで地球との共生や豊かな価値の創造のための取り組みを行っていきます。

東芝グループは、こうした環境への取り組みを一層加速するとともに、広く訴求するため、「ecoスタイル」をグローバル統一ブランドと定めています。

新製品の概要

• 注7 吸込仕事率とはJIS規格に定められている吸込力の目安で、最大値を表示しています。
  使用時の吸塵力は吸込仕事率以外に吸込具の種類・ゴミのたまり具合や床材の違い等によって異なります。お掃除の際は、ふさわしいポジションをお選びください。

　プレスリリースに掲載されている情報（製品の価格／仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など）は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。