フランスパン作りのコツ
材料
- 専用の材料(フランスパン専用粉・粉末モルトなど)を使って作りましょう。
- 製菓材料店などで購入できます。
- 粉末モルトは少量でイーストの栄養になり、働きを助けます。
- 材料は正確にはかりましょう。
フランスパンを作るために必要な道具
- キャンバス地 :ベンチタイム・発酵に使います。
- パンメーター :パンの生地温度をはかります。(棒温度計でも可)
- クープナイフ :クープを入れるために使います。
こねあがり
- キバターロールの生地と違い、こね上がりに少しムラがあります。(指で広げると薄くのばせるか、のばせないかくらいの状態)
- こね上げの温度は24℃に。材料の温度と室温で調節をしましょう。
温度
- 温度管理が重要です。各工程できちんと生地の温度をはかり、調整をしましょう。
- 室温は20~25℃くらいが適温です。夏場は材料を冷蔵庫で冷やしておきます。
- 粉を23℃、水を12℃に合わせると、こね上がりがほぼ適温になります。
発酵
- 発酵時間や発酵具合はこね上げた生地の温度や、使用する容器・材料の配合によって違います。
- 生地の大きさが約2倍になるように、様子を見ながら発酵時間の調整をしましょう。
ガス抜き
- タイミング:生地が約2倍にふくらんだ状態を確認するか、フィンガーテストで確認します。
- コツ:軽く丸め直す程度にします。ガスを抜きすぎたり、触りすぎには気を付けましょう。
ベンチタイム・成形
- 冬場は生地が冷えないように、温度には注意しましょう。
- ベンチタイム時は生地が乾燥しないように、注意をしましょう。
- 無理な力を加えたり、引っぱりすぎて生地をいためないようにします。成形はあまり生地を触りすぎないようにやさしく 扱いましょう。
クープ入れ
- クープナイフで生地の表面の皮をそぐようにクープ(切り込み)を入れます。
- 垂直に入れたり、深くそいでしまうと、焼き上がったときにフランスパン特有のレモン型の割れ目にならないことがあります。