電池Q&A

  • 乾電池の正しい使い方について知りたいのですが教えて下さい。
    機器に乾電池を入れたまま放置しないでください。
    機器のスイッチの切り忘れがあったりすると、電池の無駄遣いとなります。又、そのために液漏れが起こったりして機器を傷めることがあるためです。 長い間使わないときは電池を取り出しておいて下さい。
    一つの機器には同じ種類の電池を使用してください。
    マンガン乾電池とアルカリ乾電池のように性能が異なるもの又は種類の違う電池を混ぜて使うと、アルカリ乾電池の使える時間が短くなり不経済です。グレードの低い電池はグレードの高い電池によって強制放電される状態になりますから、液漏れや破裂の原因になることがあります。
    電池の取り替えは一度に全部替えてください。
    古い乾電池と新しい乾電池を混ぜて使うと、使える時間が古い電池の影響で短くなり不経済です。また、品種の異なる電池の場合と同様に古い電池が液漏れを起こすことがあります。
    使い切った電池は、早く機器から取り出して捨ててください。
    使い切った乾電池は回復しません。そのまま機器の中に放置しておくと液漏れなどの原因になりますので、早く機器から取り出すことが必要です。
    機器または説明書により指定された電池の種類や本数を使用してください。
    機器によって使用する電池の種類や本数は指定されています。その機器を効率よく働かせるのに適した電池を選定、設計されているからです。使用機器に記載されている品種の電池を使用してください。
    電池を機器に逆(プラス、マイナス)に入れないでください。
    使用本数にも関係がありますが、1,2本の場合は機器が正常に働かないため直ぐ気がつくと思いますが、3本以上の電池の場合は機器が働く場合があります。この場合、例えば1本が逆に入れられた電池は他の2本から充電されて、液漏れを起こしたり、破裂をすることがあり、危険です。
    乾電池にハンダ付けをしないでください。
    電池を加熱することになり、使用している封口体(樹脂を使用)が溶けたり変形したりして、液漏れを起こし、内部で短絡(ショート)等の異常が発生することがあります。また、過度に温度が上がって電池の内圧が高まり、破損あるいは破裂する危険があります。
  • 電池の安全な使い方について知りたいのですが。
    電池のプラス(+)とマイナス(-)の向きを器具の指示通り正しく入れること。
    プラスとマイナスの向きは機器の指示どおりに、よく確かめて正しく入れることが大切です。電池の入れ方を誤ると、機器が正常に働かないだけでなく、3個以上の電池を直列に接続する機器では、誤って1つだけ逆向きに入れられた電池は充電されることになり、液漏れを起こしたり、破裂することがあります。機器の指示をよく見て、必ず正しく入れて下さい。また、充電式電池を充電する際も充電器に正しく入れることが大切です。
    分解したり、加熱したり、火の中に入れたりしないこと。
    1.電池を分解すると、内容物で手や衣服を汚すだけでなく、発熱したり、目に入るなどして危検です。電池の種類によっては発熱し発火することがあります。また、加熱したり、火の中に入れたりすると、発火したり破裂することがあり、危険です。
    2.リチウム電池の場合、負極に金属リチウムを使っています。金属リチウムは水に触れると 激しく反応して、発熱や発火する性質を持っていますので分解、加熱、火の中に入れたりすると発熱や発火することがあり危険です。
    ショート(短絡)させないこと。
    電池のプラスとマイナス間を金属ネックレス、針金などの金属でショートさせると、電気が一度に流れて電池を消耗させてしまうだけでなく、つながった金属や電池が発熱したり、電池の液漏れや、破裂のおそれがあり、危険です。
    充電式でない電池は充電しないこと。
    筒形乾電池、ボタン形電池、コイン形電池とも、充電するようには作られていません。従って充電すると液漏れや破裂のおそれがあり、危険です。
  • 電池から電解液が漏れ、幼児や子供がなめたり、目に人った時の処置方法を教えてください。
     
    電解液が漏れて、なめた場合、水道水等のきれいな水でうがいを充分してください。目に入った場合、水道水等のきれいな水で充分洗った後、直ちに医師の治療を受けてください。
  • 子供が誤って、ボタン電池を飲み込んでしまいました。どうしたら良いのでしょうか。
     
    小型電池(酸化銀電池、アルカリボタン電池、空気亜鉛電池、コイン形リチウム電池)は幼児が口に入れやすく、ときに飲み込んでしまう事故が起こるおそれがあります。そのために電池は幼児の手の届かないところに置いてください。
    万一、飲み込んだ場合には、直ちに医師に相談してください。また、使用済みの電池は、速やかに所定の方法に従って廃棄してください。
    誤飲事故防止のため、電池は幼児・子供などの手の届かない場所に保菅してください。
  • 乾電池は充電できると聞いたのですが、大丈夫ですか。
     
    最近、省資源のために乾電池を充電して使うと良いという声がありますが、充電式に作られていない電池を充電することは、大変危険を伴います。
    一般に電池は充電するとガスを発生します。このガスが電池内に充満しますと、電池内圧力が上がり破裂することもあり危険です。乾電池は、充電式に作られていない電池である以上、充電すると危険なことが起こる可能性があり保証はできません。電池の充電を希望されるのであるなら、最初から充電式に作られている二次電池を使用目的に応じて選択し購入してください。
    充電器については充電器メー力一にご相談ください。
  • マンガン電池やアルカリ電池は、どのように捨てればよいか教えてください。
     
    使用済みマンガン乾電池とアルカリ乾電池は、有害ゴミではありません。一般の不燃ごみとして捨ててよいことになっています。但し自治体によって収集の仕方が違いますのでその指示に従ってください。
  • リチウム電池は、どのように捨てればよいか教えてください。
     
    使用済みリチウム電池は、一般の不燃ごみとして捨ててよいことになっています。但し、マンガン及びアルカリ乾電池と同様に自治体によって収集の仕方が違いますので、その指示に従ってください。尚、リチウム電池を捨てる場合は、電気容量が残っていると他の金属と接触して発熱・破裂・発火するおそれがありますので、必ず端子(+・-)を粘着性の絶縁テープなどで覆って下さい。
  • ボタン形電池や充電式電池は、どのように捨てればよいか教えてください。
     
    使用済みボタン形電池(アルカリボタン電池、酸化銀電池、空気亜鉛電池)は、一般不燃ゴミとして廃棄せずボタン電池回収協力店に設置されたボタン電池回収缶に、使用済み及び不用電池を入れてください。ボタン電池回収缶に入れる際には、電池の(+・-)端子部にテープ等で絶縁してください。
    ボタン電池の回収に関する詳しい情報は、社団法人 電池工業会 ボタン電池回収推進センターホームページをご参照ください。
    一般社団法人 電池工業会 ボタン電池回収推進センターホームページへ別ウィンドウで開きます
     
    小形二次電池(ニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン二次電池、小形シール鉛蓄電池*)は『資源有効利用促進法』で指定されている回収・再資源化が義務付けられている電池です。家庭で使用済みとなった小形二次電池は、一般不燃ゴミとして廃棄せずリサイクル協力店(電器店など)に設置された「小形充電式電池リサイクルBOX」に、使用済み及び不用電池を入れてください。「小形充電式電池リサイクルBOX」に入れる際には、念のため電池の(+・-)電極にテープ等で絶縁してください。 小形二次電池のリサイクルに関する詳しい情報は、一般社団法人 JBRC ホームページをご参照ください。
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    *小形シール電池はヘッドホンステレオ、ハンディクリーナー、コードレスホン、ビデオカメラの4用途に限ります。